8歳からひとり旅をするインド少年|比べなくていい、あなたの“楽しさ”を信じて

たとえ他人には“勇気ある挑戦”に見えたとしても、
本人にとっては、それがただの“楽しさの原点”だったりします。

「すごいね」「よくそんなことできるね」
そんな言葉に戸惑うことがあるなら、きっとあなたにも“自然なワクワク”がある証拠。

勇気の感じ方は人それぞれ。
だから、人と比べる必要なんてない。

あなたの“楽しい”を信じて、まっすぐ進んでいってくださいね。

そんなことを皆さんに伝えたくて、この少年を例にこの記事を書いています。

インドからネパールへの空の旅。

ただの移動のはずだったその時間が、私にとって忘れられない出会いの舞台になりました。
たった1時間半、飛行機の隣に座っていた男の子。
彼の存在が、私の中にあった“旅”や“勇気”の意味を、静かに揺さぶってくれたんです。

このブログでは、YouTubeでは語りきれなかった想いや気づきを、さらに深く綴っています。
そして、私がどんな景色を見てきたのか気になった方は、ぜひこちらのYouTubeもあわせてご覧ください。
👇本編に関連する動画はこちらです。

目次

他人からは勇気のあることに見えても、本人によっては”楽しさ”の原点

飛行機で隣に座った男の子との、忘れられない出会いがありました。

彼はNARUTOのTシャツを着ていて、日本が好きなのかな?と思って
思わず声をかけたのがきっかけでした。

話してみると、彼は13歳で、なんと一人旅の途中。

これからネパールという場所へ向かうのだと言います。

さらに驚いたのは、一人旅を始めたのがなんと8歳の頃からだということ。
あまりの衝撃に、私は思わず「怖くないの?」
「親御さんは心配してないの?」と質問攻めにしてしまいました。

そのときハッと気づいたんです。

私自身も、世界一周に出るたびに周囲から
同じような言葉をかけられていたことを。

自分がかけられてきた言葉を、今度は自分が誰かに向けて言っていたことに、
不思議なめぐり合わせを感じました。

そして気づいたのです。

私も彼も、「旅に出る」ことを特別に勇気のいることだとは
思っていなかったということ。

ただ、ただ楽しいから、ワクワクするから。

私たちにとって旅は、「勇気」ではなく
「喜び」や「自由」の延長にあるものでした。

周りからは勇敢に見えることも、本人にとっては自然で、
当たり前のような選択だったりする。

だからこそ大切なのは、「自分にとって何が楽しいか」を見つけること。

そして、それを諦めずに信じ続けて、
形にする方法を探すことなんだと思います。

その後、彼は「また話したい」と言って、
何度もお母さんの携帯から私に電話をかけてくれました。

やっと通じたときは嬉しくて、今ではInstagramを通じてつながっています。

彼は私の旅の様子を見たいからと、
わざわざアカウントまで作ってくれたんです。

たった一度、たまたま隣同士になったご縁から、
こうして一生のつながりになっていく可能性があることに、
改めて感動しています。

これからも、お互いの成長を見守りながら、
あたたかい関係でいられたら嬉しいです。

どうぞ、これからもよろしくお願いします。

周囲の教育

だからこそ、「止めないこと」も大切なんだと気づきました。

周囲から見れば、時に“勇気ある挑戦”に映ることでも、
本人にとってはただただ楽しくて、ワクワクすることでしかない。

もしその楽しみや生きがいを「危ないから」と止めてしまったら、
大切な光を奪ってしまうかもしれません。

だから、たとえ自分には理解しきれなくても、
「その人にとっては特別なものなんだ」と受けとめて、
応援するという姿勢を大切にしたいと思いました。

誰かの行動が“勇気”に見えるとき、
それは「自分にとって勇気がいること」なだけであって、
その人にとっては幸せな選択であることもあるんだと思います

自立して初めて感謝を述べられる

彼は、13歳とは思えないほど自立していて、正直驚かされました。

男の子でありながら、おしゃれな料理を自分で作れて、
おそらく家事全般もこなせるんだろうなと感じました。

一人旅をしているということは、
生活のすべてを自分で回しているということですから。

「かわいい子には旅をさせよ」という言葉がありますが、
まさにその通りだなと実感しました。

旅をすることで、自分のことは自分でしなければならないし、
今まで親が当たり前のようにしてくれていたことのありがたさにも
自然と気づくようになります。

彼が自分の旅の中で、お母さんの携帯から
私に何度も電話をかけてくれたことからも、
家族との関係がとても良好で、深い信頼と愛情があることが
伝わってきました。

きっと彼は、小さな「ありがとう」をちゃんと覚えていて、
それを素直に伝えられる子なんだと思います。

一人旅の醍醐味って、そういうところにもあるのかもしれません。

忙しさに紛れて見落としてしまいそうな、
日常に溢れているささやかな幸せや感謝。

そのひとつひとつに、あらためて気づけるのが、
旅の魔法だと思います。

ここまで読んでくださって、本当にありがとうございます。

誰かの出会いや体験が、こうして文字となり、

どこかであなたの心に触れていたら――それ以上に嬉しいことはありません。

日常に溢れる大切なもの

今回の出会いは、ただの旅のハイライトではなく、
「当たり前」を見直したり、「応援することの意味」を問い直すような、
私にとって、とても深い学びになりました。

でもそれは、特別な誰かだけの話ではなくて、
きっと誰の毎日の中にも転がっているもの。
たとえば、誰かの挑戦に「無理じゃない?」と口に出す前に、
その人の“ワクワク”に目を向けてみる。

たとえば、日々の中でふと湧き上がる「ありがとう」を、言葉にしてみる。
旅が教えてくれたのは、そんな“ちいさな行動の積み重ね”が、
人生を豊かにするんだということでした。

だから私も、これからまた一歩ずつ。
みなさんも、それぞれの場所で。

お互いのペースで、楽しみながら、自分らしく進んでいけたら嬉しいです。

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