インドネシアの機内は、小さなパーティー会場?!

あわせて読みたい
- YouTube YouTube でお気に入りの動画や音楽を楽しみ、オリジナルのコンテンツをアップロードして友だちや家族、世界中の人たちと共有しましょう。



目次

”最悪”だと思ったフライト… 一瞬にして忘れられない”素敵”な体験に

ジャカルタからバリ島へ向かう、たった2時間の国内線。
私がその日座ったのは、通路側の席だった。

周りを見渡すと、インドネシア人の女性、仲良し6人組が固まって座っていた。

LCCの機内は座った瞬間から「狭っ!」ってなるほど。
それなのに彼女たちは、その狭さなんて関係ないみたいに、
通路を挟んで私の座席に体を乗り出して、ずっと喋っていた。

声のボリュームも、笑い声も、全力。

大爆笑したかと思えば、お菓子の箱を回し合って、
私の座席が見えているのか?というほどまで手を伸ばして、また笑って。

……正直、最初に思ったのはこれだった。
「ちょっと配慮ないなぁ、この人達」
「今日、運悪かったかな」

日本で飛行機に乗ると、だいたいみんな静かだ。
必要最低限の会話だけして、あとはイヤホンをつけて、自分の世界に入る。

それが“当たり前”だと思っていたから、正直びっくりした。

でも、次の瞬間。その“当たり前”が、すっと崩れた。

私の隣にいたインドネシアの女の子が、ふいにこちらを見て、
ごま団子みたいなお菓子を差し出してくれた。

「食べる?」って

私はもちもちしたものに弱い。つい反射で「食べる!」って言ってしまった。

そしたら、そこから空気が変わった。

彼女たちは、私だけじゃなくて、
通路の反対側にいた人まで、会話の輪に自然に巻き込んでいった。

言葉は完璧に通じなくても、
目が合うだけで笑って、手振りで伝えて、お菓子を回して、「これ美味しいよ」って顔をする。

気づけば私は、さっきまで「うるさいな」と思っていた“輪の中”にいた。
しかもそれが、すごく心地よかった。

そして周りを見渡せば、機内全体が――ちいさなパーティーのようだった。

この女の子6人組だけが、騒がしいわけではなかったのだ。

普通の機内って、どこか“個人”の空間だ。
でもこのフライトは、最初から最後まで“みんな”の空間だった。

知らない人同士でも、境界線を薄くしてしまう力があって、誰かが笑えば周りも笑う。
スクスクした笑いじゃなくて、腹の底からの大爆笑。
その空気が、すごく新鮮だった。

特に国内線だったから、乗っている人のほとんどがインドネシア人で。
機内が“インドネシア”そのものみたいに感じた。

ある学校のクラスの昼休み。
わいわいして、騒がしくて、でもあったかい。

「うるさい」が「楽しい」に変わる瞬間って、こんな感じなんだと思った。

私はインドネシアに来たばかりで、まだ何もわからない。
だけど、この2時間だけで、インドネシアの人たちの“カルチャー”というか、“性格”というか、
「人を巻き込む力」のすごさを、少しだけ感じた。

たった2時間で、
“苦手”になりかけたものが、いつの間にか“大好き”になっていた。

旅って、こういうところがずるい。

自分が勝手に決めていた「普通」を、優しくひっくり返してくる。

あの日、機内で差し出された、もちもちのごま団子。
あれはお菓子というより、
「仲間になろうよ」っていう合図だったのかもしれない。
“桃太郎” の世界を体験した感覚になりました。

旅先では「正しさ」より「背景」を想像すると景色が変わる。
住所・静けさ・距離感…“日本の当たり前”は世界の当たり前じゃない。

世界まき より

にほんブログ村 旅行ブログ 女性世界一周へ  世界一周ランキング

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

目次